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雨の日の森の中 ネタバレレポその3 [増田貴久]

『雨の日の森の中』ネタバレアリアリレポその3です。

また長いです。
その3じゃ終わりません。

それでは、どうぞ。



ずぶ濡れでペンションに入ってきた黒い服の女。
それは電気屋さんの婚約者のマキ。
婚約者がここにいることを、他の人に知られたくない電気屋は、この女は幽霊だとノボルと早峰に思い込ませた。
すっかり怯えてしまったノボルと早峰はまた4号室に逃げ帰る。

電気屋「あっぶね!ごまかせた!てか、お前、なんでまた来てんだよ!」
マキ「だって不安になっちゃったんだもーん」
電気屋「マリッジブルーかよ!カンベンしてくれよ!」
マキ「不安にもなるよ!だってわたし、あなたと結婚したら、原マキ(腹巻)なんだよ!」
電気屋「そんなこと今いーだろ!お前、びしょ濡れじゃん!」
マキ「雨に濡れながら考えてたの!」
電気屋「なにやってんだよ!俺もやべーんだよ!さっき足滑らせて…電話線、切っちゃったかもしれない。」
マキ「えー?じゃ、帰ろう!」
電気屋「帰ろうじゃないよ!ほら!早く出てけよ!」
マキ「さぶいー!(と言いつつ、早峰が着ていたトレーナーを羽織って去っていく)」

治郎「(放送で)また、ブレーカー落ちちゃいましたーすみません!」
早峰「あーもう!何なのここ?!」
ノボル「やっぱりここ、ホントに殺人ペンションなんだよ!」
早峰「でもあれは、都市伝説だもん!」
ノボル「でもあの幽霊、早峰さんも見たでしょ!」
早峰「見た!」
ノボル「どうしよう...」

再び3号室から出てくる照沼と森田。
しかし照沼はなぜか、パンツ一丁で…

森田「はいじゃ、いくよー!」
照沼「やっぱりやらなきゃダメか?」
森田「当たり前だよ!お前が俺の眼鏡をこんなに(眼鏡のツルがひん曲がっちゃってる)したからだろっ!これは触覚かっ!?虫か?俺は虫かっ!?」
照沼「まさか布団の上にあるなんて思わないだろう!」
森田「俺だって思わないよ!でもな!眼鏡がこんなになっちゃった以上、罰ゲームだろうっ!」
照沼「だけど…」
森田「お前が悪いんだぞっっ!!

早峰「なに?あの声。さっきのおじさん?」
ノボル「僕たちに逃げろって言ったから仲間割れしてるんじゃない?」
早峰「えーっ!?カチャ…(ドアを開けてこっそり見てみる)…なんであのおじさん、裸なの(;’□’)!?(ドアを閉じる)」
ノボル「これから、殺されるのかもっ!」

照沼「わかったよ…30秒以内だっけ?」
森田「そう。お前は下から毛布を取ってくる。その恥かしい格好で!」
照沼「はい。」
森田「よーいスタート!1!2!3!」

ノボル「え?なに?」
早峰「なに数えてんの?!!」
ノボル「わかんないよう!もうやだぁ!もうやだぁ!」

照沼「あのー!」
トシ子「ハーイ。だぁ!!(パンツ一丁に驚く)」
ノボル「なにぃ?」
治郎「どうした?うわあっ!!(パンツ一丁に驚く)」
早峰「もうやだ~」

照沼「すみません。ちょっとワケありで…毛布、貸していただけますか?」
トシ子「あ、はいー。」
治郎「そ、その格好じゃぁ、毛布ほしいでしょうねぇ」
トシ子「ど、どうぞー」
照沼「すみません…」

森田「10!9!8!」
早峰「なになに?どうなんの!」
ノボル「わかんないよ!」
森田「よーししよしよし(毛布を持って帰ってきた照沼を抱きとめる)」
照沼「なんだよこれっ!」
森田「よしもういいぞ着替えて!」

森田も部屋に戻ろうとした時、4号室から声が聞こえ…

早峰「はあぁぁぁぁぁ(; ;)」
ノボル「はあぁぁぁぁ(ρ_; )」
森田「(* ̄▽ ̄)!オイ照沼ー!」
照沼「なんだよ?」
森田「えっちなことが、始まったあ♪」
照沼「なにぃ!おいおい!言わんこっちゃない!最近の若者はぁー!オイ!何する気だっ!」
森田「盗聴に決まってんだろ!」
照沼「破廉恥だぞ!」
森田「(お前の格好の方が)ハレンチだぞっ!」

4号室のドアに顔を寄せ、聞き耳をたてる森田。

早峰「なんでこんなことになんのぉ。もうやだぁ」
ノボル「ごめん…ぼくが進む道、間違えたから…」
早峰「わたしもこんなとこ誘ってごめんね...。」
森田「( ̄ー ̄)フフ」
ノボル「あーあ。死ぬのかぁ」
森田「( ̄ー ̄)フフ。…。えっ!( ̄□ ̄#)!!オイ!照沼!ヤバイことになってる!」
照沼「そ、そんなにスゴイのか…?」
森田「違うよ!あの2人、自殺しようとしてる!」
照沼「何!?」

勘違いして慌てる森田と照沼。

早峰「思いっきり走って逃げらんないかなっ!」
ノボル「ムリだよ!だって、まだ僕たちが気付いたこと、あの連中にバレてないんだよ!」

もう一度、森田と照沼が、ドアに耳をつけてよく聞いてみる…

ノボル「そんなことしたら、首をしめるだけだよ…」
森田・照沼「ハッ!( ̄□ ̄#)!!」
森田「どうするっ!?」
照沼「よ、よし!命を粗末にしちゃいかんと、説得してくる!」
森田「そんなこと聞くワケないだろ!」
照沼「じゃ、どうするんだよ!」
森田「とりあえず、オーナーに相談しよう!俺はここで見張ってるから、お前、オーナーに話してきてくれ!」
照沼「よ、よしっ」

すっかり寝支度をし、玄関脇にある神棚にお祈りするトシ子。
トシ子「明日こそ、団体客が入りますように!それと、小顔になりま…」
治郎「そんなモンにお祈りしたってムダだよ!」
トシ子「そんなモンじゃなくって!泥神さま!」
照沼「あ、あのー!」
トシ子「はい?きゃっ!(まだ照沼さんはパンツ一丁なのです)なにか?」
照沼「その…気になってることが」
トシ子「あ!これですか?これはわたしが小さい時に初めて拾ってきたもので。拾ってきた日から、団体客の予約が入るようになって!両親がとても喜んで、泥神さまとして、奉るようになりましたとさ♪」
照沼「あ、いや。そうじゃなくて。あの4号室の若い二人。様子がおかしいんです。恐らく…自殺しようとしてるのかと…」
治郎・トシ子「えぇっ?!」
照沼「たまたま、話しているのを聞いてしまって...首を絞めるとか何とか…」
治郎「聞き間違いとかじゃ…」
照沼「ありません!」
治郎「えーっ!?」
トシ子「あやしいと思ってたのよっ!」
照沼「気付いてたんですかーっ?!」
トシ子「あのノボルって子の笑い声…」
治郎「あーあの、ひぐっひっぐっってやつ?」
トシ子「あれは、精神を病んでる人の笑い方よ…」
照沼「確かに尋常じゃーなかったっ!」
トシ子「あの女の子はビビリだって言ってたけど、異常な感じを隠すための言い訳だったのよっ!」
照沼「あーっ!」
治郎「だからかっ!!」
照沼「なにがっ?!」
治郎「幽霊見たって、そういうことかっ!黒服の女を見たとかって騒いでたんだよ!」
トシ子「まぁ!」
治郎「だからかっ!!」
トシ子「なにがっ!?」
治郎「首吊りに失敗したら、焼身自殺に切り替えるつもりなんだよっ!」
トシ子「それでガソリン?!だからこんな夜遅くに、こんな森に…」
照沼「しかし、知ってしまった以上、何とかしないと!」
トシ子「そうですよね。うちもこれ以上、お客減ったら困るし...」

その頃4号室では…

早峰「やっぱ逃げるしかない!」
ノボル「え!?」
早峰「ここにいても殺されるだけなんだよ!」
ノボル「でも…」
早峰「何も気付いてないフリして出て行けば、大丈夫だよ!」
ノボル「なんか、他に、いい方法ないかな!」
早峰「イヤならいいよ!1人で行くからっ!」
ノボル「いや!うそうそ!僕もいく!」
早峰「じゃ、いい?行くよ!ガチャ(ドアを開ける)あっ!!」
森田「あっ!どちらへ?(;¬_¬)」
早峰「あ…いえ…ちょっと」
森田「えい!(2人を捕まえようとする)」
ノボル「…。うわっ」

慌てて階段を駆け下りるノボルと早峰。
しかしそこには…

治郎「どちらへ?(;¬_¬)」
ノボル「もう、帰ろうかなって…(;^ー^)」
トシ子「…こ、こんな時間に?(;¬_¬)」
早峰「どうも…ありがとう…ございました」
ノボル「お金…置いときますね…」

ガソリンの入った容器を持って出て行こうとするノボルを止める治郎。
ノボル「な、なんなんですかっ」
治郎「い、いえ…なんとなく(;¬_¬)」
ノボル「なんとなくってなんですか!離してください…」
治郎「う…うーん(と、手を離す)」
ノボル「さよおならっ!!」
照沼「そんなに死にたいんですか!?」
ノボル「え?!」
照沼「…そんなに死にたいのかーっ!!」
ノボル・早峰「うわーっ!!」
治郎・トシ子・森田「待ちなさーい」

パンツ一丁の照沼が2人を追いかける。
不気味な光景に、やっぱり逃げるしかないノボルと早峰。
そしてまたまた4号室へ逃げ帰る…

森田「開けなさい!」
ノボル「絶対やだっ!!」
照沼「君たちの考えてることはわかっているんだっ!ドアを開けて出てきなさいー!」
早峰「そんなの、自殺行為じゃないっ!!」
森田「だから、それをやめろっていってるんだっ!」
ノボル「やめるわけないでしょっ!!」
照沼「合鍵ないんですか?」
トシ子「取ってきますっ!」
ノボル「ヤバイ!なんとかしないと!」
早峰「わかってるわよ!」
照沼「まったく!バカなことしてぇ!(と、パンツを上の方までひっぱりあげる)」
森田「お前!こんな時に、そんなフザケた格好しやがってぇ!」
照沼「あっ!お前のせいだろっ!」
森田「いいから!着替えて来い!」
トシ子「あなたー!鍵どこやったのよっ!」
治郎「いつものとこ、かかってるでしょ!」
トシ子「それがないのよっ!」
治郎「んもう!」

照沼は3号室へ。治郎・トシ子は1階へ。

早峰「もうやだ…こんなとこ、来なきゃよかった…えーん(ノ△T。)」
ノボル「…ハッ(;’▽’)!!…く、クイズタァーーイム!!はい、ざわざわしなぁーい!」
早峰「何も言ってないけど!」
ノボル「いまから、問題だすから、答えて!」
早峰「なによっ!こんなときに!」
ノボル「いや!こんなときだからこそ聞いてほしいの!」
早峰「えー?じゃ、どうぞ…」
ノボル「問題です!その飲み物はなに?」
早峰「はー?いきなり飲み物聞かれても…」
ノボル「あっえっと、そうじゃなくて、ある人が…股間にー!」
早峰「下ネタっ!?(;’□’)」
ノボル「いやいやいやっ!ある人が…」
早峰「ある人って誰ー!?」
ノボル「あのこういう…お腹が(お腹が出ている様子をジェスチャー)…表現がこういう…」
早峰「メタボ? 」
ノボル「じゃなくて!…赤ちゃんがいる!」
早峰「あ、マタニティ?」
ノボル「そ!…あ、マタニティ、1回忘れて!\(・_\)…(/_・)/それを日本語でいうと…」
早峰「妊婦さん?」
ノボル「そう!」
早峰「今のがクイズ?」
ノボル「ううん。じゃなくて、こっから!」
早峰「もういいよー!」
ノボル「聞いてよう!ある妊婦さんが、股にー!…あ、股忘れて!\(・_\)…(/_・)/」
早峰「は?」
ノボル「とにかく!股間にー!」
早峰「どっちでもいいよ!」
ノボル「ある妊婦さんが、股間に、お茶をこぼしました!…あ、お茶忘れて!\(・_\)…(/_・)/」
早峰「なんなの?!」
ノボル「わかんないー(><”)」
早峰「なにそれー!」
ノボル「あ!やっと笑ってくれたね!」
早峰「苦笑いですけど…」
ノボル「あっじゃ、最後にひとこと!」
早峰「どうぞー(-_-#)」
ノボル「人間は、動物なんだ!笑っちゃうね!」
早峰「笑っちゃわないよっっ!」
ノボル「あ、なんだっけっ!!」
早峰「もうお願いだから黙っててっ!」
ノボル「ごめんなさいー(ノ△T。)」

トシ子「合鍵見つからないじゃない!」
治郎「ここに置いたはずなんだけどなぁ」
トシ子「ちゃんと整理しとかないからでしょっ!!」
治郎「お前だって爪きり、いつもどっかに…」
森田「もう!ケンカしないでっ!」

その頃、その騒動をまったくしらない電気屋さんとマキが、3号室の前で…
電気屋「もう、くっつくなよー」
マキ「だって寒いんだもん!」
電気屋「あ、近くに露天風呂あるって言ってたよ。あったまってこいよ。仕事マッハで片付けっから!」
マキ「じゃ、ぎゅーっとして!」
電気屋「もう!しょうがないな」


早峰「もう!なんかいいアイデアない?」
ノボル「あっ!!」
早峰「なに?!」
ノボル「妊婦さんが、股間にー」
早峰「それもういいからっ!」
ノボル「はい…」

1階からあがってきた森田。抱き合っている電気屋さんとマキを目撃。
でも、電気屋さんの背中でマキの顔は見えず…

電気屋「そろそろ戻ってくれよー!バレたらマズイだろ!」
マキ「わかったぁ」

すごいところを見てしまったと、慌てて1階に引き返す森田。
4号室ではノボルと早峰が策を練るも...

早峰「こうなったら、話し合うってどうかな!同じ人間として、話せばわかってくれるよ!」
ノボル「そんなのムリだよ!」
早峰「大丈夫だよ!(ドアを開ける)あれ?いない」
ノボル「えっ!?」
早峰「ほら。」
ノボル「危ないよっ!」
早峰「ほら。」
照沼「あっ!(着替えた照沼が3号室から出てくる)こらー!」
早峰「あっ!パンツ男ー!(またドアを閉める)」
ノボル「ほらぁ!危ないって言ったじゃん!」
早峰「でもずっと、じっとしてるワケにはいかないでしょ!」

その頃、リビングでは…
治郎「すみません。鍵がどうしても見つからなくて…」
森田「そんなことより、たいへんです!」
照沼「おい!ちゃんと見張っとけよ!」
森田「お前も早く来い!上で電気屋が、誰かと抱き合ってた!」
治郎「誰かって。誰?」
森田「女ということしか…」
治郎「でもうちの以外は、あの早峰って子以外には…」
森田「そうだ!黄色い服着てた」
トシ子「それってあの子たちに貸した、うちのトレーナーじゃない?」
治郎「じゃあの早峰って子と、電気屋が抱き合ってたってこと?」
森田「そうだ!バレたらマズイって言ってた!」
照沼「バレたらって、何が?」
トシ子「ノボルって子にじゃない?」
治郎「浮気かっ!」
照沼「彼ら初対面ですよ!展開速すぎますよ!」
治郎「じゃ、前から知り合いだったとか!」
照沼「じゃなんで、お互い、他人のフリなんかしてるんです。」
森田「…。あ!あの3人の子たち、強盗犯なんじゃないか?」
治郎・トシ子・照沼「はぁ?!」
森田「ほら、最近この辺で、パチンコ屋が襲われた事件あったでしょ!」
照沼「あ!3千万盗んだやつ...。」
森田「そう!犯人は男2人と、女1人の3人組らしいんですよ!逃走車は見つかったけど、まだ犯人は捕まってないって…」
トシ子「確かに犯人像には合ってるけど…」
照沼「だからかっ!!ヤツらは逃走に行き詰って、自殺しようとしてるんだ!」
治郎「あー!そうかっ!」
トシ子「だからかっ!!宿帳に女が名前書いたとき、男がうろたえたでしょ!」
治郎「あー!オーイ!ってな」
トシ子「思わず本名書いちゃって、うろたえたんだわ!普通あんな反応しないもん!」
治郎「じゃ、ノボルっていうのは…」
トシ子「偽名なのよ!」
治郎・森田・照沼「えーっ!?」
トシ子「あの男の本名は…引太郎!」
治郎「ヘンな名前!」
森田「じゃーあのオバケ屋敷研究会ってのも、なにもかもウソかー」
治郎「いや!そうとも言い切れませんよ!あの男の恋愛相談受けたんですけど、あの好き好きビームは本物だった!」
森田「好き好きビーム…」
治郎「だから、あの引太郎はホントに早峰って子が好きで、その早峰は、電気屋とデキている…。じゃあ、あの電気屋が憧れの先輩?!」
照沼「でもなんであの電気屋は、逃亡中に仕事をしてるんです?」
トシ子「だからかっ!!電気屋がいつものおじさんじゃなかった!」
治郎「どういうこと?」
トシ子「アンテナが直って、テレビが映ったら逃亡犯だってバレるから、どっかで入れ変わったのよ!」
治郎・森田・照沼「そうかっ!!」
治郎「あぁっ!」
トシ子「なによっ!」
治郎「ということは、電気屋のおじさんは…もう…。いい人だったのに…」
照沼「もしかしたら、アンテナが壊れたことじたい、計画的だったのかもしれませんよ」
治郎「なんて奴らだっ!」

そして、話せばわかってもらえるかもと、階段を降りてきたノボルと早峰。

早峰「あのー!」
治郎・トシ子・森田・照沼「うわーっ!」
早峰「わたしたちのこと、見逃してもらえませんか?」
治郎・トシ子・森田・照沼「えーっ!?」
森田「いや、見逃すって…」
ノボル「お願いします!」
照沼「いや…君たちを許す許さないは、僕たちが決められることじゃないから…」
早峰「じゃ、誰に頼めばいいんですか?」
ノボル「この中に、リーダーはいないってこと?」
早峰「あ!あの茶髪の!」
ノボル「あれがリーダー!?」
治郎「なに言ってるんだ?」
トシ子「やっぱり少しオカシイのよっ!」
早峰「お願い!リーダーには言わないで!見逃してください!」
ノボル「僕たち、なにも悪いことしてないじゃないですかっ!」
治郎・トシ子・森田・照沼「…い、いやいやいやぁ!」
森田「十分悪いことだと思うけどー!」
ノボル「僕たち、なんかしました?」
早峰「あっ(;’□’)!!食べ残し…」
治郎・トシ子・森田・照沼「…い、いやいやいやぁ!」
照沼「それよりもっと悪いことしたでしょ!」
ノボル「え?」
照沼「…!罪の意識もないのか!」
早峰「それはこっちのセリフです!わたしたちのこと、同じ人間として可哀想だと思わないんですか!」
治郎「おじさんの方が可哀想だろう!」
早峰「おじさん?」
治郎「電気屋のおじさんだよ!」
ノボル「どうして、僕たちとそのおじさんを比べるんですか?」
森田「わかってるくせに!」
早峰「もう!わかんない!」
ノボル「ダメだったんだよ早峰さん!なんやかんやいちゃもんつけて、逃がしてくれないつもりなんだ!」
トシ子「あーもういいから!出て行ってください!!」
ノボル・早峰「え?」
トシ子「はっきり言って迷惑なんです!出てってもらえませんか!」
ノボル・早峰「え?」
ノボル「い、いいんですか?」
トシ子「(うなずく)」
ノボル「ホントに?」
トシ子「早く!」
ノボル「…言ってみるもんだね…早峰さん…」
早峰「そ、そうだね…。」
ノボル「じゃ!僕らはこれで…」
早峰「おじゃましました。」

その時、なぜか治郎が、玄関に駆け寄り、ドアの鍵を閉めた。
ノボル「え!?」
治郎「逃がさない…君たちのことは、逃がさない!」


一体何が!?
どうなる!ノボルと早峰さん!

その4につづく。
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