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雨の日の森の中 ネタバレレポその4 [増田貴久]

『雨の日の森の中』ネタバレアリアリレポその4です。

また長いです。
その4でも終わりません。

では、どうぞ。


一旦は無事で家に帰れると思ったノボルと早峰だったが、治郎の思わぬ行動により、またもやペンションに残るはめに…。

治郎「大人しくつかまってくれ!」
ノボル「うわっ!」
照沼「なにをやってるんですか!」
ノボル「油断させといて、そのまま捕まえるつもりだったんだっ!」
早峰「もう、やだーっ」
トシ子「ちょっとあなた!なにしてんのよっ!」
治郎「アイツらが捕まって、ニュースになれば、アッチッチにとってもチャンスかもしれない!」
トシ子「なに言ってんのよ!殺されるかもしれないのよっ」
治郎「お願いします!アイツらを一緒に捕まえてください!ブレイク、したいんですっ」
照沼「お気持ちはわかりますが…勝算はあるんですか?」
治郎「はい。今、2人は部屋の中にいます。部屋に閉じ込めておいて、外にいる電気屋ひとりなら、捕まえられます!」
森田「そう上手くいくかなー」
治郎「お願いします!(森田に顔を近づけて必死にお願いする)」
森田「ち、近いな…」
照沼「わかりました!有名になったら、サインくださいね」
治郎「ありがとうございます!」
トシ子「危ないわよ!警察に任せましょうよ!」
治郎「お前はそこにいていいよ」
トシ子「1人にするの?! 」
治郎「大丈夫だろ?強いんだから!」
トシ子「ひどいっ!」
治郎「武器でも持っとけ!」
トシ子「どうなっても知らないからっ」

一方4号室では、どうやったら逃げられるか考える早峰をよそに、過去を振り返り、思い出に浸るノボル...。

早峰「あの人たちが入ってきたら、もうおしまいだよ…」
ノボル「入るといえばさ…( ̄∀ ̄ )」
早峰「は?」
ノボル「サークルに入った日のこと、覚えてる?あの日、早峰さんと俺、2人とも黄色い服着てたから、ペアルックみたいだって、冷やかされたよね…楽しかったなぁ(ノ△T。)」
早峰「えっと…なんかを投げつけて、あっちがひるんだ隙に逃げるってのは?」
ノボル「投げるといえばさ…( ̄∀ ̄ )」
早峰「へ?」
ノボル「サークルの合宿の時、みんなで僕のこと、海にほおり投げたの、覚えてる?あー楽しかったなぁ…(ノ△T。)」
早峰「…投げるものもないかっ。じゃ、あの人たち突き飛ばして、走って逃げるっていうのは?」
ノボル「走るといえばさ…( ̄∀ ̄ )」
早峰「…」
ノボル「うちのサークル、体力関係ないのに、走らされたの、覚えてるぅ?…はあー楽しかったなぁ!人生!!(T∀T)」
早峰「ちょっと!なんでもう終わること考えてんの!こっから逃げること考えてよっ!」
ノボル「もうムリだよ…」

板をドアに打ち付けて、ノボルと早峰を閉じ込めようとする治郎たち。

治郎「せーの」
トンカチの音:ドンドンドン!
ノボル「今度はなに!」
早峰「閉じ込められてるんだわ!」
ノボル「閉じ込められてる?!あっ!理想のシチュエーちょん(;’▽’)!」
早峰「…大丈夫!ちょっと離れてて!」
ノボル「なにすんの?」
早峰「逃げんのよ!もう行くしかないでしょーっ!!うおーっ!」

ドアを開け、治郎たちに突進していく早峰さん。
それに驚き、ひるむ治郎たち。

治郎・森田・照沼「わーっ!」
早峰「やった!」
ノボル「カッコいい!」

そこに現れる電気屋さん。
早峰「きゃー!」
ノボル「うわ!リーダーっ!」

慌てて玄関に向かうノボルたち。
それを追いかける治郎たち。

それを見た電気屋さんは…
電気屋「…あぁっ!これが、鬼ごっこ!!」

ペンション後藤のイベントの鬼ごっこだと勘違い。
そこに、目の悪い森田が逃げ遅れ…

森田「どこにいるー?」
治郎「そこっ!横に!(電気屋が)いる!」
森田「ど、どこだ…パチン!」

森田は横にいた電気屋の手をパチンとさわる。
それによって自分が鬼になったと勘違いした電気屋さんは...。

電気屋「あ!俺?今度は俺が鬼ってこと?!よし!うおーっ!」

一同は逃げ惑い、治郎、トシ子、森田、照沼は2階の4号室へ。
ノボルと早峰は、1階で、電気屋さんと対峙し…。

電気屋「ちょっとー必死すぎませーん?!」
早峰「また仲間割れですかっ!」
電気屋「へ?」
早峰「やっぱり、悪い人って、他人を信じられなくなるのね!」
ノボル「そうだよ!早峰さん!コイツは人を人とも思わないようなヤツなんだっ!」
早峰「鬼ぃーっ!」
電気屋「はいそうです…鬼ですけど...。もう、捕まってくれますかー」
ノボル・早峰「来るなっ!」
電気屋「いやいやそう言われても…」
ノボル・早峰「来るなーっ!」
電気屋「捕まえなきゃ、終わんないでしょ!」
ノボル・早峰「うわーっ!」

2階に駆け上がる2人。
でもすでに4号室には治郎たちが。
慌てて3号室に逃げ込むノボルと早峰。

電気屋「あっ!もうずるいですよー!俺、やることあるんでー誰でもいいから、出てきてくださーい!」

4号室では…
森田「出て行ったら、殺されんのかなぁ…」
照沼「あの様子じゃ、間違いないな…」
治郎「あぁ…怖いぃ…」
トシ子「だから言ったのに!なんで逆に閉じ込められてんのよっ!」
森田「まぁまぁ。オーナーも悪気はなかったんだろうし…」
トシ子「こんなところで終わるなんて…」
治郎「ごめん…」
トシ子「ううん。あなたのこと。いい歌、いっぱい作ってくれたのに。あなた才能あるもの!『ボンジュールお嬢さん』も、『なぐごはいねがぁ』も、全部好き!こんなことにならなければ、絶対に売れたのに!」
森田「うーん。どうだろう…」
治郎「俺…行きます。俺がアイツらと話し合う振りして刺し違えてきます。その隙に、コイツ(トシ子)連れて、逃げてください!」
トシ子「治郎!」
森田「治郎くん!」
照沼「治郎さん!」
治郎「お願いします!体張りますんで!」
森田「いいんですか?治郎さん!」
治郎「…名前呼ぶの、やめてもらえますか?」
照沼「失敬…」
治郎「俺、お前とアッチッチになれて、本当によかった。」
トシ子「あなた…」
治郎「心配ないよ!絶対に俺がなんとかする!!」
トシ子「うん…」

意を決して治郎は4号室から飛び出していく。
そのすぐ後、3号室からもこの2人が出てきて…

早峰「心配ないよ!絶対にわたしがなんとかする!!」
ノボル「うん…」

早峰さんは、3号室に置いてあった、森田と照沼の荷物であるバッグを背中にしょってたり、お腹側を守るように防具にし、甲冑が持っていた槍を手にした。
早峰さんはノボルを守りつつ、彼らと対決する気なのだ。

治郎「お前だけか!」
電気屋「あーやっと出て来てくれたー」
治郎「よし、ちょっと話合わないか?」
電気屋「話し合い?!鬼ごっこで情に訴えるなんて、聞いたことないっすよ!」
治郎「こうなったら…うおー!」
電気屋「うわー!なに?反撃なんてしないっすよ普通!」

早峰「うおーっ(槍を持って電気屋に突進する)」
電気屋「うわーぁっ!!なに?この展開ぃ!?」
早峰「ちょっとでもわたしたちになんかしたら、刺すからーっ!!」
電気屋「みんなムキになりすぎっすよー!」

そこにやっぱり治郎が心配で加勢しようとトシ子が斧を持って現れ…。
トシ子「あなたーっ!」
治郎「ナイス!」

電気屋「うあーっ!なにこれーっ!あのー!このー鬼ごっこの、ルールが、把握できないんですけどっ!!」
治郎・トシ子「動くなっ!!」
電気屋「動くなって言われても!ゲームにならないですよ!」
治郎「ゲーム?なに言ってんだ!」
トシ子「コイツにはゲームみたいなもんだってことでしょ!」
治郎「なんて卑劣なっ!!」
電気屋「は?これはみなさんが始めたゲームでしょ?」
治郎・トシ子「はぁー?!」
ノボル「そうだそうだっ!」
早峰「あんたたちが、へんな考え起こすからっ!」
治郎「へんなことしてんのは、お前らだろ!」
ノボル・早峰「はぁー?!」
治郎・トシ子「はぁー?!」
電気屋「まったく意味がわからない。」
トシ子「あんたたち、仲間なんでしょ!わかってんのよ!」
ノボル・早峰「はぁー?!」
治郎「お前が電気屋じゃないってこともなっ!お前ら、電気屋のおじさん、殺したんだろっ!」
ノボル「そんなことしてませんよ!!」
電気屋「えぇーっ!!ちょ、ちょ、、ちょっといいっすかっ!?ウチの親父は、死んだんですかーぁっ?」
治郎「電気屋になりすましやがってー!」
電気屋「は?俺、ホントに電気屋なんですけど…」
トシ子「だったら!どうして、テレビが直らないのよっ!!」
電気屋「そ、それはぁ…」

早峰「あんたちこそグルなんでしょ!仲間割れのフリなんかして!」
ノボル「そうだそうだっ!僕たち殺して、お金盗ろうととしてんの、知ってんだぞっぅ!!」
治郎「そんなことするわけないだろう!」
早峰「うそ!いつ殺そうかって相談してるの、聞いたんだから!」
治郎・トシ子「はぁー?!」
ノボル「これはなんなんですかっ!?」
トシ子「それは、コーヒーのシミで…」
ノボル「違いますぅ!これは人間の血です!あなたたちが殺した!」
治郎・トシ子「はぁー?!」
早峰「だから絵のウラにお札なんか貼ってたんでしょ!」
トシ子「それは…ヘソクリで…」
ノボル「違いますぅぅ!あれは幽霊を鎮めるお札ですっ!」
治郎「幽霊?」

その時、また、オブジェの木馬が上手から下手に動き出し…
電気屋「うわーっ!!」
ノボル「ほらっ!幽霊が怒ってるんだっ」
トシ子「これは…家が傾いちゃってんのよぅ(泣)」
治郎「言わせんなっ!」
ノボル「違いますぅぅぅ!ここが、殺人ペンションだからです!!」
治郎・トシ子「殺人ペンション?!」

治郎「お前らがパチンコ屋襲ったんだろ!」
ノボル・早峰「はぁー?!」
トシ子「もうバレてるんだから!」
治郎「お前ら、強盗犯なんだろっ!」
ノボル「違いますぅ!」
治郎「黙れ!引太郎!」
電気屋「引太郎?!」
トシ子「それが本名なんでしょ!」
ノボル「違います!僕はノボルです!」
トシ子「だって引太郎って…」
早峰「それは、わたしがふざけて書いちゃって…」
治郎「…えー?じゃ!君があの電気屋と抱き合ってたのはどういうこと!?」
ノボル「えぇぇぇーーっ!!だ、だ、抱き合ってたぁ!?(;’д’)」
治郎「そうだよ!お前に隠れて抱き合ってたんだ!」
ノボル「ウソだーっ!早峰さん!うそって言ってぇ!(≧д≦)」
早峰「いやいや!信じないでよっ!なんでわたしがあっちのリーダーと抱き合わなきゃなんないのよ!」
電気屋「リーダー?」」
治郎「アイツが憧れの先輩なんだろっ!」
ノボル「えぇぇぇーーっ!!あれに憧れてんのぉ!?(≧д≦)」
早峰「だから信じないでよっ!!」
電気屋「あのー俺、電気屋ですって!ちょっと話してもらっていいですか?」

と、電気屋さんは携帯を渡す。

治郎「誰だァ!!…あ。原さん?あ、後藤ですぅ。はい。あ、またかけ直します…おじさん、元気そうだった…」
電気屋「ほらぁ!俺、ガチで息子っすよ!」
治郎「えっと…」
トシ子「あの…強盗犯じゃ…」
早峰「いいえ!」
ノボル「殺人ペンションじゃ…」
治郎「いいえ!」
早峰「強盗犯だと思ったから、襲い掛かってきたんですか?」
トシ子「さーせん…」
ノボル「なんだぁ!ははは!やっぱそうじゃないかと思ったんだよねーぇ!だって殺人ペンションとか?ありえねーしっ!」
早峰「うわー…グーで殴りたい…(-_-#) 」
ノボル「でもホントに殺されるかと思いましたよ!」
治郎「こっちだって!」
ノボル「だって斧とか持ってるんですもん!」
トシ子「そっち、槍じゃないっ」
電気屋「俺なんかずっと素手で、わーって…」

早峰「あ。でもあの黒い服の幽霊は…」
治郎「幽霊?」
電気屋「あっ!あ!もう!いつまでそんなのしょってるんですかー!」
早峰「あ。恥かしい…これ、3号室のカバン、持ってきちゃって…」
治郎「あ、森田さんたちのカバン。」

トシ子「この際だから言うけど。あなたたち、自殺はやめなさいよ!」
ノボル・早峰「はぁーっ?!」
トシ子「はぁーっ!?」
治郎「はぁー?!はもういいだろ?」
トシ子「なに?それも勘違い?」
早峰「なにをどう勘違いし合ってたのか、落ち着いて話合いましょうか…」
電気屋「あ…あの…」

森田と照沼のカバンの中から、何かを見つけ、慌てる電気屋。

電気屋「こ、これって…覆面?」
治郎「え?あぁ!例の強盗犯もかぶってたって…」
ノボル「あっ!あの人たちが強盗犯?!」
早峰「いやいや、また、なにかの勘違いかもしれないし!」
治郎「でも!君たちを強盗犯だって言い出したのは、森田さんだ!」
ノボル「僕たちに、罪をかぶせようとしたってこと?」
トシ子「でも!男2人と女もひとりいたっていうじゃない!」
電気屋「あっ!」

カバンの中から女ものの服が出てくる。

ノボル「もうひとり、女がいたってことですよ!仲間割れかなんかして…その女の人は…」
早峰「えーっ!」
ノボル「あっ!それがもしかして!なんとかセイコ!早峰さんに似てたっていう…」
治郎「あっ!2人とも、なんとかセイコの話を聞いたとき、ちょっと様子がおかしかった…」
トシ子「じゃ!あの2人が掘ってる穴っていうのは…」
治郎「地質調査なんかじゃなくて…」
早峰「死体を埋めるため?」

そこにずっと4号室でなにやら相談していた森田と照沼が、リビングに現れ…

森田「うりぁーっ!!」
照沼「こるぅぅぁぁっ」

突如、怒号を上げ、ノボルたちに襲い掛かる森田と照沼。

ノボル「う、うわっ!うわぁーーーっ!」
早峰「ノボルくーーーん!!」

恐怖のあまり、勢い余って、早峰さんを置いて、ペンションを飛び出してしまったノボル。
豹変した森田と照沼の真の目的とは。

そして彼らに捕まった早峰さんを、ノボルは助けることが出来るのか!
どうする!ノボル!

その5につづく。
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